肌にやさしいメイクを

肌を守り、なおかつ綺麗にメイクを仕上げるには、次のようなことに気をつけましょう。

 

美容液を塗った後は15分待つ

軽いメイクをするときもしっかりメイクをするときも、洗顔後保湿美容液を塗ったあとは、15分以上保湿美容液が肌に馴染むの待ちましょう。軽めのメイクにしたいときは、この上にパフで押さえるようにフェイスパウダーをつけます。絶対にこすり付けないよう気をつけましょう。

フェイスパウダーが付きにくいときは、保湿クリームを補ってからつけてみましょう。ニキビやシワなど気になる部分があるときは、その部分だけをコンシーラーでカバーしてから、フェイスパウダーを付けると良いでしょう。

 

普通のメイクをするとき

普通のメイクをするときも保湿美容液が肌に馴染むのを待ってから、下地クリームの代わりに、保湿クリームを塗り、その上にパウダーファンデーションを付けましょう。塗りむらができやすいので、細かい部分まで、軽くとんとんと、押さえながら肌にのばしていきます。この時も決してこすらないように気をつけましょう。頬の部分に肌色に近い色のチークを入れて仕上げるとナチュラで健康な仕上がりになるでしょう。

 

“しっかりメイク”の時には

しっかりとしたメイクをしたいときには、練り状のファンデーションを下地クリームの代わりに使い、その上にフェイスパウダーを付けましょう。

 

化粧直しの方法

どのメイクをしたときにも、化粧直しの方法は同じです。まず油とり紙で押さえた後、フェイスパウダーををつけましょう。乾燥した部分があれば、そこだけに保湿美容液を使いましょう。化粧スプレーはそのとき与えた水分が蒸発するときにかえって肌を乾燥させてしまいますから、逆効果です。

化粧くずれの原因のほとんどは汗ではなく油です。身体の皮脂が浮き出てメイクの油と混じりメイクをくずしてしまうのです。自分の皮脂のことを考えて、Tゾーン、はUゾーンより油分を控えめにするなどの工夫をしてみるとよいでしょう。

 

メイク前の保湿に注意を払う

逆にメイク後肌が乾燥して粉が浮き、シワがめだってきたりしたときには、化粧水をスプレーするのではなく、メイク前の朝の保湿に注意をはらうようにしましょう。洗顔後に保湿成分を含んだ保湿美容液を使い、それが皮脂としっかりなじむまで時間を置いてからメイクするとよいでしょう。

最近のファンデーションは工夫されていて、毛穴をふさいでしまうようなことはなくなってきています。大人のニキビの場合はメイクによってニキビが悪化することはありません。赤く腫れたニキビはすでに毛穴がふさがれていて、外から塗ったものが皮膚の中に入ることはないので、何をつけてもニキビは良くもならないし悪くもならないのです。ニキビ用のコンシーラーというものも市販されていますが、含まれている殺菌成分は残念ながら毛穴の中には入らないので、特別にニキビ用を使う必要はありません。

ニキビのできやすい人は、油分の多い下地クリームを付けすぎないよう注意しましょう。 敏感肌やアトピー性皮膚炎の人は刺激になりやすいUVカットの下地クリーム、リキッドファンデーションの使用を控えることが大切です。

またクレンジングには石鹸を使いましょう。唇が荒れているときはリップグロスの使用は控え、口紅を使うとよいでしょう。リップグロスは高分子ポリマーなどの増粘剤が使われていて、刺激が強いからです。いろいろなことをきちんと理解し、肌に優しいメイクを心掛けましょう。